❀ 今年度の再犯防止啓発月間イベントが決まるまで ❀

🌷 今年度の再犯防止啓発月間イベントについて 🌷

 今年度の再犯防止啓発月間で実施するイベントについては、すでに前回投稿(https://moj-saihanboushi-gov.note.jp/n/ndf72ffcbf2cd)において紹介させていただきました。

 今回は、今年度の再犯防止啓発月間を迎えるまでの道のりについて、ご紹介したいと思います。

 🌷 再犯防止啓発月間を通じて、伝えたかったこと 🌷

~ まだまだ長袖を着ていた季節 ~
 (上司)「担当者の自由なアイデアで、今年度の再犯防止啓発月間のイベントを考えてみて。」
 そんな言葉から、今年度の再犯防止啓発月間へ向けた動きが始まりました。いやいや、そんなキラキラした顔でこちらを見られましても、はて、どうしましょう、というのが正直な感情でした。
 それでも、担当者として、事あるごとに今年度のイベントについて悩んでいると、ふと、この再犯防止啓発月間を通じて、私は誰に対して何を伝えたいのだろう、という疑問が浮かんできました。

 思い返してみると、出先機関(現場)で勤務をしていた際、何より印象的だったのは、私が想像していた以上に、私たちが向き合ってきた人たちは、同じ社会内で、精一杯生活をしているということでした。加えて、私たちが向き合ってきた人たちの「立ち直り」には、その周りにいる人々からの理解・支えが大きな影響を持つということも実感していました。

 もちろん、本人自身が、自らの犯したことを十分に反省する必要があります。また、犯罪や非行の被害で苦しんでいる方、悲しい思いをされている方の存在も忘れてはなりません。

 ただ、そもそも、「再犯防止」という言葉を、いったいどれくらいの人が知ってくださっているのでしょうか。もちろん、御存知の方もいらっしゃるかと思いますが、それはきっと再犯防止分野に何かしらの関わりをもってこられた方で、それ以外の多くの方々は、「再犯防止」という言葉の存在すら御存知ないのではないでしょうか。

 そうすると、「再犯防止」に対する立場等はさておき、まずは、今年度の再犯防止ポスターのように、「過去と向き合い、一歩ずつ」立ち直ろうとする人が、実はみなさんの身近にもいるんだということを、まずは多くの方に知ってほしい、そんな考えに至りました。

 それから、紆余曲折を経て、なんとか再犯防止啓発月間を迎えることができました(目の前の仕事に追われていたら、いつの間にか再犯防止啓発月間がやってきてしまっていた、という表現の方が適切かもしれません)。大きな声では言えませんが、ボツになってしまった企画も、多方面からお叱りのお言葉を存分に受けた企画も(たくさん)ありますが、それでも「まずは、再犯防止について知ってほしい」という思いだけはぶれずに、業務に向き合ってきました。

 まだ再犯防止啓発月間の半ばではありますが、法務省内はもちろん、地方公共団体や支援者等の多くの皆様に御協力をいただいており、担当者として、感謝してもしきれない毎日を送っています。再犯防止啓発月間後半も、まだまだイベントを行う予定ですので、引き続きご注目いただけましたら幸いです。
※今後のnote記事では、今年度の再犯防止啓発月間イベントに関する実施報告を行う予定です。

🌷 終わりに 🌷

 今回も、noteをご覧いただきまして、ありがとうございました。次回の投稿は、7月第3週を予定しておりますので、引き続きご覧いただけましたら大変嬉しいです。